笠山荒神

大和神社から、車で、少し行った笠山という山の山頂です。

 

日本で一番古い荒神さんらしいです。

 

荒神さんは、火と風と水で、食料を調理する竈の神様です。

 

そのルーツは迦具土神(かぐつちのかみ)という火の神様であり、蘇我倉山田石川麻呂を表しているのだと思います。

けっこう、いい見晴らしです。

二つ目の鳥居の手前に、駐車場があって、そば屋さんがあります。

ここのお店の中で、お札が売っています。

とりあえず、腹ごしらえ。

月見そばと、かやくご飯を食べました。

けっこう、いけました。

お店のおばちゃんたちも、親切で、いいお店です。

お腹もいっぱいになったので、探検再開です。

土祖神(つちのみおやのかみ)と書かれています。

 

天香久山(あまのかぐやま)の土を表す神様で、火によって埴輪(はにわ)や土器を生み出した土師氏(はじし)の祖神が蘇我倉山田石川麻呂になります。

 

埴輪は王が死んだ時に一緒に家来を埋めて殉死させた悪しき風習を辞めさせる為に人間の代わりに埋めた身代わりで、日本では垂仁天皇(すいにんてんのう)が行った事が古事記に記されています。

 

規模は違いますが、秦の始皇帝の兵馬俑(へいばよう)と同じ役割です。

 

インドでは主人が死んだ奥さんが「火」で焼身自殺して後を追う寡婦殉死(かふじゅんし)というサティーと呼ばれる風習があり、サティーの生まれ変わりがシヴァ(大国主命)の后のパールバティーという女神だとされ、パールバティー、ドゥルガー、カーリーの三つの姿を持つ事から、日本では宗像三女神がこの神様に該当し、仏教で表す時には十一面観音菩薩で表されます。

 

「土」の意味を「火」に付加しているのは、殉死を肯定していないという事を表しているのだと思います。

 

初代天皇である神武天皇が天香久山の土で80枚の天平瓮(あまのひらか)という「皿」を造り、祈りを捧げたら敵を平定出来たという話が記紀に記されているのは、「皿」が王位継承者の証であるからです。

 

80は八十(やそ)=耶蘇(やそ)のキリスト教で、皿は聖杯を意味するようです。

 

聖杯とはイエス・キリストの血を受けたマグダラのマリアで、中身である血は人としての子孫を意味し、日本人がそれに該当するようです。

 

つまり、ここの神様が「血」を表すという事です。

鳥居です。

わりと新しい感じの狛犬です。

狛犬のルーツは角の無い「獅子」(しし)と角の有る「麒麟」(きりん)です。

 

ユダヤ教の南ユダ王国の「ユダ族」と北イスラエル王国の「エフライム族」です。

 

南ユダ王国の「ユダ族」が現在のユダヤ人となり、旧約聖書を生み出しました。

 

北イスラエル王国の「エフライム族」はアッシリアに捕虜で連行されてから行方不明で、現在も見つかっていません。

 

私は日本人のルーツがこの「エフライム族」(蘇我氏)が率いた十氏族だと思っています。

 

北イスラエル王国のあったサマリアにはアッシリア人と混血したエフライム族の末裔のサマリア人が住んでいて、ユダヤ人からは異教の神(蛇や牛)を祀っていたので神様から怒りを買って罰が当たったのだと差別されていました。

 

このサマリア人を差別せずに隣人愛を説いたのがイエス・キリストで、マグダラのマリアはサマリアの女と呼ばれました。

 

「ユダ族」と「エフライム族」が一つになるにはイエス・キリストの新約聖書の「隣人愛」が「鍵」なのかもしれません。

 

この「ユダ族」(獅子)と「エフライム族」(麒麟)を日本では「狛犬」と「犬」で表すのは、「犬」が「狼」の子孫だからのようです。

 

春日氏の子孫である県犬養三千代が「犬」の氏族とされるのもここからくるようです。

 

「狼」がシンボルのベニヤミン族はイスラエル王国の最初の王のサウルの先祖で、王家の本家本元と言えます。

 

ユダ族はベニヤミン族を后とする事で同族となり、「狼」から生まれた「獅子」の王様がダビデ王です。

 

聖母マリアも「ユダ族」だとされ、救世主が「ユダ族」から誕生すると信じられていた事からイエス・キリストが救世主を名乗りました。

 

イヌ科の動物である「狸」(たぬき)は男の蘇我倉山田石川麻呂を、「狐」(きつね)は女の持統天皇を意味したのだと思われますが、壬申の乱を経て、「黒狐」が持統天皇、「白狐」が皇極天皇と、色分けがなされて区別するようになったようです。

 

伊賀の黒狐焼き(くろこやき)が持統天皇の事のようです。

 

お稲荷さんが「白狐」だとされるのは皇極天皇を表しているのだと思います。

石の灯篭が、続いています。

 

なんか、わくわくしますね。

「火」の神様はインドではアグニと呼ばれ、食料を表すスヴァ―ハーという女神が后だとされ、このアグニがシヴァ、スヴァーハーがパールバティーと習合して同じ神様を表すようになります。

 

荒神さんが少彦名神(すくなひこなのかみ)とされるのも、大国主命(物部氏)を助けて国造りをした仲間の神様だからです。

 

恵比寿さんが子供の方が死ぬ「水子」を表すのとは逆に、迦具土神は母親の伊弉冉命(いざなみのみこと)が火傷して死んでしまう事から親の方が死ぬ「仇子」(あたご)を表すようです。

 

マグダラのマリアがユダヤ人のベニヤミン族とされた事から「狼」がシンボルとなるのですが、ベニヤミンは難産で母親のラケルの命と引き換えに生まれて来た子供だったので「仇子」とされます。

 

迦具土神を祀る愛宕神社(あたごじんじゃ)の「愛宕」(あたご)とは「仇子」(あたご)が由来だとされます。

 

火除けの神様として信仰される「愛宕」と、狼を祀る「大口真神」(おおぐちまかみ)はどちらも同じルーツを持つようです。

「火」は太陽の元でもあり、天照大神の根源と言えます。

 

ひふみ祝詞の47の神様の一番最初の言葉が「ひ」であり、太陽はイエス・キリストを意味するようです。

 

伊勢神宮内宮で祀られる「八咫鏡」(やたのかがみ)は笠縫邑(かさぬいむら)で最初は祀られていたとされ、天岩戸に隠れた推古天皇の姿を映した天照大神は持統天皇(じとうてんのう)を表すものと思われます。

 

持統天皇の祖父である蘇我倉山田石川麻呂は、おそらく推古天皇(すいこてんのう)と同族で、応神天皇の時代にシルクロードを通じて渡来したイエス・キリストの血を引く氏族だったのだと思います。

 

物部氏の天皇である天智天皇(てんちてんのう)が蘇我氏をクーデターで倒して一番最初に行ったのが、蘇我倉山田石川麻呂の娘の遠智娘(おちのいらつめ)を娶る事だったのは、イエス・キリストの血を自分の一族の血に加える事が天皇家の王位継承の正当性を主張する根拠となるからだと思います。

 

ただ、途中で天武天皇(てんむてんのう)が壬申の乱(じんしんのらん)を起こして、持統天皇を后にしてしまったので、一からやり直して桓武天皇(かんむてんのう)を立てる必要が生じたようです。

 

つまり、この笠山の頂点にどの氏族が君臨するかで争ったという事です。

 

結果は龍である物部氏が君臨する形で現在に至るようです。

龍の口のまわりが、氷ついていて、出てくる水が、冷たいです。

 

手を洗いましたが、山の上なので、風も強く凍えました。

 

早く、ストーブの「火」で手を温めたいです。

奈良市に三笠山(みかさやま)と呼ばれる山があります。

 

別名を若草山とも呼び、推古天皇を表す山です。

 

それとは別に春日山という藤原氏を表す山があり、「御蓋山」(みかさやま)と呼ばれる前山と「花山」と呼ばれる奥山の二つの山を意味します。

 

「笠」(かさ)が「蓋」(かさ)と「蓋」(ふた)になっているので、悪龍を池の底に閉じ込めて「蓋」をした龍蓋寺(りゅうがいじ)の岡寺の逸話のように縁結びの「笠」(かさ)ではなく、縁切りの「蓋」(ふた)を念頭に置いてるのかもしれません。

 

二つの山が連山になっているので、「瓜」であるお稲荷さんの「瓢箪」(ひょうたん)を意味しているのだろうと思います。

 

孔子の四字熟語に「箪食瓢飲」(たんしひょういん)という言葉があり、「瓢」(ひょう)と「箪」(たん)は本来は食べ物と飲み物を盛る別々の器だったようです。

 

「瓢箪」の「瓢」(ひょう)は伊勢神宮の内宮の「酒」で、「箪」(たん)は伊勢神宮の外宮の「米」の意味があるようです。

 

「御蓋山」が天皇家を意味する天照大神の内宮、「花山」が藤原氏を意味する豊受大神の外宮というわけです。

 

多氏(蘇我倉山田石川麻呂)の子孫の茨田衫子(まむたのころものこ)が「瓢箪」によって命を救われる話や、吉備国の笠臣(かさのおみ)が「瓢箪」によって蛟龍(みずち)を殺して命が助かる話など全て春日山(お稲荷さん)を意味するのだと思います。

 

蛟龍は金毘羅さんで皇極天皇を意味するので、藤原式家が持統天皇の代わりに三笠のリーダーに担ぎ上げた象徴だと思われます。

 

そして、物部氏の志貴皇子の離宮が麓にあった高円山があり、若草山、春日山、高円山の三つの山が本当の三笠山なんだと思います。

 

天武・持統天皇の孫である長屋王の后である吉備内親王の吉備氏も笠臣の同族のようです。

 

笠臣の「笠」とは、蘇我倉山田石川麻呂、天武天皇、持統天皇と深く結び付いた「藤原北家」を表しているのかもしれません。

 

 

「平家」は「藤原式家」と深く結び付いていましたが、藤原種継の暗殺で「藤原北家」が再び政界の中心に君臨する事になり、藤原氏の駒(軍隊)である「源氏」が誕生しました。

 

「瓢箪から駒が出た」というのは「源氏」を表しているのかもしれません。

 

生駒の駒の意味も…

 

さあ、参拝したら帰りましょう。

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